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創設30周年を祝して

額田の村 保護者会会長
藤井 潔

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額田の村が創設30周年を迎えられますことを心からお慶び申し上げます。
いつの時代でも障がいのある我が子の行く末を心配する親の苦悩は変わりませんが、当時の熱意ある保護者の皆様、関係者の皆様の並々ならぬご努力と、地域住民の皆様のご理解、行政や職員の方々の温かいサポートで額田の村がここに創設30周年を迎えられますことに深く敬意と感謝の意を表します。一言で30周年と申しますが、それは決して平坦なものではなかったとお伺いしております。この間、障がい福祉の法律、制度は変わり、障害のある方を取り巻く環境は大きく変化していますが、額田の村は私たちにとって本当にかけがえのない施設となっています。子供も保護者も若かった創設当時に比べ、30年後の今では高齢化に伴う健康問題が現実となりつつあります。個々のニーズにいかに対応していくか、これからも生活の場である額田の村で暮らす利用者の皆様の幸せのために障害福祉の向上、充実にご尽力いただきますようにお願い申し上げます。
突如として襲い掛かった新型コロナウイルス。コロナ禍の中で文字どおりご奮闘いただいている施設職員の皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます。愛する我が子や兄弟姉妹になかなか直接会えないこと、保護者会が開催できないこと、帰省やイベントなどの中止などなど、考えもしなかったほどに一変した状況にストレスを感じることもありますが、職員の皆様と利用者・保護者が連携してこの危機を乗り越えていきたいと願っております。
今後も、額田の村の益々のご発展と、関係者皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたしますとともに、利用者の皆様が、安心して自分らしい暮らしができますように、微力ではありますが、私たち保護者会も一緒に歩んでいこうと思います。